前回、即売会参加記👇の模様をアップロードした
田村淳さんの『即動力』を読了。
購入翌日(水曜夕方)から読み始め「結構出来ているかなぁ」と感じながら読み進めていましたが、
本の最後に達した(金曜朝)「おわりに」で、
” このあとがきを書くにあたり一番記になるのが、この本をみんなはどのくらいのスピードで読んでいただけたのかということ。
『即動力』というタイトルなのに、「3日もかかったよ!という方がいたなら、それは申し訳ない。
僕が即動を伝えることができなかった証拠です。」”(p225)
と、この一文に田村淳さんが「即動」に込めた思い、重要性も読み取れます。
「失敗したっていい」の心がけ
まず、タイトルになっている即動力とは
” 感じたら、まず動く。何か思いついたら、すぐ動く。これを「即動力」といいます。”(p4)
読みながら刺さってきた内容の一部を抜粋すると
” 遊び心は本当に大切で、「失敗したっていい」とまで思えるようになると、即動が速くなっていきます。
うまくいくときはもちろん、失敗しても楽しいとなれば、どんな道に行き着こうが、もはや「楽しい」しかなくなる。”(p28)
や
” 僕の場合、「青学に全部、落ちた」と失敗に終わっても、「じゃあ、通信があるじゃないか」と、次に即動する。
失敗を失敗ととらえない。つまり、「ここはダメだったか、よし次!」と即動しているかぎり、失敗なんてありえない。
これは、究極のポジティブシンキングであると同時に「次の一歩を踏み出す」究極な勇気にもなりえる。”(p48)
或いは
” ゴールを立てないと進む方向を見失ってしまいますが、一方で、ゴール地点が途中で変わってしまうことを、恐れないでほしい。
チャレンジの途中、何度も判断するタイミングがあると思います。そこで「いや、こっちのほうがいいじゃん」と思うことがあれば、迷わず、進路を変更してほしい。
最初に掲げたゴールと異なる地点に到達しても、それは全然OKなんです。
動き続けたら考えは変わるもの。つまり、ゴールが変更になるのも自然な流れ。”(p199)
といったところ。特に本の冒頭で
” 動けば気持ちに変化があらわれるものです。”(p3)
とある通り、動き始めた後、ゴールをどんどん変えていいとの指摘は、自分の固定観念を一つ気づかせてくれる示唆でした。
行動 x スピード = 望む結果
本では田村淳さんの話題を呼んだ大学受験(青学チャレンジ)に、子ども社会での立ち振る舞いに
実体験をもとにした「即動」のススメ。
” 行動にスピードがともなわないと、結果は出にくいからです。タイミングが遅かったら、意味がないんです。”(p148)
の一文にかなりのメッセージが凝集されていると思いますが、もともとは本書出版のきっかけになったのは
” 僕はテレビや雑誌連載などで、あまたの人生相談を受けてきました。そのなかで最も多かったのが「自分はポジティブになれません「ネガティブな性格を直したい」といったものでした。”(p3)
と、その場に立ち止まって人たちの多さを実感されてのこと。
「なんか、(最近)ちょっと上手くいってないなぁ」と感じられていたり、或いは動けている実感のない方々にとってヒント、きっかけを得られる一冊であるように思います。