ウォールストリート、ラッシュも気になったけど・・
2008年7月の新装オープン後、私的、主力映画館となっていた新宿ピカデリーの現行のポイントカードが今月末で取扱い終了となる事で、それに間に合うように1回分無料鑑賞出来る状況を作っていました。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「大統領の執事の涙」「ラッシュ」の中から、さて、どれにしようかな・・で
「大統領の執事の涙」を選択。
3作の中で、一番話題性に乏しい(インターネットに上がってこない)ような気がして迷いましたが、封切りから、まだ2週目であった事で世間的な手垢がついていない状況とも。
*下記、ネタバレ有り
手堅い筋立てに、豪華布陣
予告編は劇場で見ていて、何となしにシナリオは想定していましたが、
事前の見立ては軽く覆され・・ 想像していたホワイトハウス内の人間模様というよりは、
全編通じて人種差別が切り口となっていて、テーマとしては珍しくないですが、
似た感じの作品の個人での劇場鑑賞は「ミシシッピー・バーニング」とか、凄い時を遡るような。
この手の作品は賞に強い
本作も前回映画館へ観に行った「アメリカン・ハッスル」と同じく、「アカデミー賞最有力」の文言がポスターに踊っていて(笑)自分が人に薦める映画とは違いましたが
史実を軸に展開された作品、アメリカ史における意義、豪華キャスト(ロビン・ウィリアムス、ジェーン・フォンダに、オプラ・ウィンフリー、マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツ等、映画界の外からも厚み有り)から
なるほど、アメリカでは本作が行っても(受賞しても)頷けるかなと。
客席との距離感
今のところ、今年観た映画の中では「永遠のゼロ」が良かったですが、
これは日本人の立場から劇中の登場人物に感情移入出来る部分が多かったせいと感じていて、アメリカならではの支持される背景がよく表れていたと思います。