「あれ、そういえばそろそろだったよな」と、(2021年)2月に自伝を読んでいた
葛西純選手のドキュメンタリー映画『狂猿』の情報を数日前にチェックすれば・・
タイミング良く公開直前!しかも舞台挨拶情報に接し、
発売時刻に合わせ券を購入していた上映館 横浜シネマリンを目指し、
気持ち良く晴れ上がった空の下、(たぶん)11ヶ月振りで横浜の地へ。
開演30分ほど前ながら館内、期待と熱気感じられる状況で、身を館内の雰囲気に馴染ませるなどして、いざ開演・・
傷む肉体、失われしモチベーション
舞台は居を構える横浜市(緑区)長津田中心に、時間軸を戻せばブラッドクリスマスほかリングでの狂闘の模様が映し出されるも、
撮影時には首と腰のヘルニア発症もあり、リングへ上がるモチベーションが失われ、心身ともに苦悩する姿に、再起の場と設定していたアメリカ遠征も、コロナ禍で中止。
心の支えを失ってしまい、鍛錬の場もジムから近所の公園に移さざるを得ない中、
プロレス界の先陣を切る形でリングに上がり、新たなステージに立ち上がりし日々、その舞台裏などが映し出されていました。
<予告編 > 映画『狂猿』2021年5月28日公開
穏と狂の強烈なる落差
上映時間107分、リング上での狂乱の世界と、一歩リングを下りたご家族とのほのぼのとした日常の落差が印象的でしたが、
「デスマッチをやっている時の生きている実感がハンパない」といった意のコメントに、コロナ禍で客席から声を出せぬ状況ながら、それでも声を上げさせるのがプロとする心構えが胸に刻まれました。
リング上での戦い(狂乱の世界)と、平穏な日常が上手いことバランスされて葛西純(選手)なのだなぁーと。
デスマッチの極を描いた作品から、観る人は限定されるでしょうが、試合中の映像や今回の鑑賞時に見受けられた女性割合から興味を覚えた方々にとっては性別を問わず、世界観を築き上げたプロレスラーの生きざまに触れられる刺激的な作品であるものと。
余韻に浸りながら舞台挨拶 & サイン会
幕が降り、MC役の佐々木貴プロレスリングFREEDOMS代表取締役社長に葛西純選手、川口潤監督が登壇しての舞台挨拶。
佐々木貴社長から企画を聞いた葛西純選手は、当初断ろうと思ったものの「話しだけでも聞いてみて欲しい」との要請に応え、
「ビッグダディのようなことをしなくてもの良いのなら」と応諾し実現に漕ぎ着けるも、川口潤監督はプロレスに精通しておらず、ましてやデスマッチ!最初の(ブラッドクリスマスの)撮影で具合を悪くした、、 といったお話しなど、
撮影裏話しに、本作がヒットすれば続編!?の期待に、レアな機会、作品とも満足を得ることが出来ました ^^
締めは御三方によるサイン会で、
対象のパンフレットに記念のサインを揃え、
印象に残る時間を過ごしてくることが出来ました〜