セス・ゴーディン著、神田昌典さん監修の『「型を破る人」の時代』を読了。
先ほど履歴を調べたら「読み始め」とした記事を4月6日に書いており、約4ヶ月の長丁場(笑)
>> Facebookを使って映画監督にもなれる時代:「型を破る人の時代」読み始め <<
というのも電子書籍のkindleで読んでいたため、kindleの収納と共に読みかけの意識が遠のいてたのと、
「今、何ページあったんだろう」とamazonで調べてみたら、334ページとそれなりの厚さ。電子書籍だと、読了まで%で表示があるものの、手にした実感なく、ときとしてエンドレスな錯覚も。
「自分の内なる声に従う」アーティストという生き方
で、本の方は著者が本の中で定義する「アーティスト」なるライフスタイル。
例えば、
“あなたは世間一般の通年やルールを、徹底的に知っておかなければいけない。その上で、それに従うのではなく、それを打ち破るのだ。” (66% ←紙本のページ数に相当)
” 結局、すべての人を満足させることはできないのだ。そして、対象人数が多すぎると、あなたはダメになる。
ずっと道を歩み続けたいのなら、アンチを避け、自分が選んだ人たちに集中することだ。 ・・中略・・ ほんの少しの人にとって、重要な人間であればいい。” (67%)
生き方の軸は・・
” 自分の内なる声こそが、唯一受け入れる価値のあるものだと悟るだろう。” (74%)
” 目的地にたどり着くには、長い道のりを行くのが一番いいということがよくある。なぜなら、人生とは、時にはどこかに行くことを目的としているわけではないからだ。” (95%)
” 一つだけ、若いときに知っていたらよかったのにと思うことがある。それは「何が起ころうと、最後には何とかなる」ということだ。・・中略・・
目的は勝つことではなく、ゲームを続けることだからだ。”(97%)
姿勢は・・
” アーティストは他者に関心を持ち、全力を尽くす。受け手が変化し、つながりが生まれるように、新しいコミュニケーションをつくり出しながら・・・・・・。” (75%)
” TEDのステージに立つ講演者たちは、自分が精通した分野においていかに一流になるかに忙しく、食べ物や政治などには無関心だったりする。・・中略・・
アートは努力そのものであり、ある特定の方向に途方もない感情とエネルギーを注ぎこむことから生まれる。” (76%)
” クリエイティブになるには、テクニックは二の次(というより、六番目でもいいくらい)で、一番大切なのは献身(コミットメント)と実践(プレー)なのだ。” (95%)
「成功できる人の習慣、できない人の習慣」
↑ と題された項目では・・
” アーティストは、抵抗心があるゆる手段を行使して仕事をやめさせようとするときに、こんな習慣を実践している。
つくったものの売り方を学ぶ
人に書面でお礼をいう
人前で話す
どんどん失敗する
世界をありのままに見る
予測を立てる
人に教える
毎日ちょっとでも何か書く
人とつながる
仲間のリーダーになる
こういった習慣を身につけ、仕事にし、責任を負うことができたら、生み出すものは、放っておいてもそれなりのものになるだろう
一方、反応や反発、与えられたものを処理し、会議に出席し、他人の指示に従うことが習慣になっているなら、
抵抗心に屈してしまい、どんな仕事も他人の犠牲になってしまう。” (89%)
“「仕事」はゲームの一つで、失敗の代わりに進歩が、悲劇の代わりに結果があるものとして考えると、もっと健全な精神で仕事ができるようになるだろう。” (92%)
と、まぁ、こんなところですかね。本に厚さがある分、多くの考えを拡げる種を得られました。
締めの部分では・・
” 多くの人は「証明」を必要とし、安心感に頼り、屈辱を恐れているために、足を踏み出せないでいる。” (98%)
と、誰しも「アーティスト」の資質を持っているのに、行動に移せない傾向を指摘。
今の時代を(著者の)セス・ゴーディンは
” 人間は、時代の中の一瞬に、時代の最初の一瞬に生きている。十億人がつながっている時代に、
その人が「何者か」ということよりも、「何をしたか」で評価される時代に生きている。” (99%)
と分析して、本を締め括っています。
行動に移してこその重要性は、数多の本で述べられていますが、上記の中で、一番は
” ほんの少しの人にとって、重要な人間であればいい。” の件(くだり)
普段、身近な人であったり、その時限りの一期一会の人であったり、
日常においても、点に過ぎない瞬間でも、そういった局面で相手に重要感を与える事で、「重要」の二文字が自分に戻されるものなのかもしれませんね。