約350ページに及ぶ『人助け起業』が半分程度のところまで来たので、軽くまとめ。
自分の知っている事を、人は過小評価しがちである
サブタイトル「自分の価値を無限大にする仕組み」「1人で1億円稼いで感謝される暮らし」と掲げられ、
人は人生をの最期を迎えるに当たって
” 人生の最後に、人はかならず知りたがる。自分は人生を精いっぱい存分に生きたのか、ということを。” (p33)
” 不幸なことに、ほとんどの人が自分の知っていることを過小評価し、それについて真面目に考えたことなど一度だってなく、
それが他の人にとってどれほど貴重か想像したこともない、というのが本当のところなのである。” (p52)
として・・
” わたし(著者:ブレントン・バーチャード)は自分のメッセージを発信するだけで100万ドル稼げる仕組みをお教えするが、あなたはその実現の容易さに唖然とするだけである。” (p21)
と本書の役割が記され、
それを実現する方法として、本書では「エキスパート」という表現が用いられています。
エキスパートの資質?
” だれもがたえず、公私にわたって助けとアドバイスを必要としているのだ ” (p54)
という今の時代背景があり、
” あなたはいまのところまだ自分をエキスパートともグルとも思えないかもしれない。だが実はだれもがそういう存在になれるのだ。心配ご無用。・・中略・・
本書で用いるエキスパート、グルは「人々の成功を手助けする者」、それ以外の何者でもない。・・中略・・
エキスパートになるには、ターゲット客の最大多数を手助けできるように「自分という人間」と「自分が知っていること」を位置づけ、まとめ上げるだけでよい。
そうするだけで、ほぼどのようなことについても、高額報酬をもらえる影響力絶大なエキスパートになれる。” (p19)
と本の対象読者が限定されない事は、本書の大きな魅力といえるものと思います。
分野は異なれど、通る道は変わらない
どのような分野のことであれ、エキスパートとしてのキャリアを歩み出すには、通る道は共通しているとして・・
” まず、人々の人生・生活の価値を高める無料の情報を配信し、次いで、適当なところでこう言う。
「さて、この無料の情報が気に入ったかたは、もっとずっと深く切り込んだプロダクト(またはプログラム)がありますので、よろしかったらお買い求めください」。” (p66)
この部分、数日前に取り上げた ・・
>> ラーニングエッジさんで学んだセミナービジネスの極意(初級)<<
の内容と完全に符号しますが、エキスパートを志す入り口として・・
” お金を稼ぐ方法をあれこれ考えるのと同じくらい時間をかけて、世の中を良くする方法を真剣に考えたら、あなたはすぐに信じられないほどの大金持ちになれるだろう ” (p91)
と述べ、現実は
” 世の中で活躍している有名ではないエキスパートも何万といる ” (p59)、
その分野は・・
” 子育て、不動産、マーケティング、人間関係、ビジネス、恋愛、資金運用、キャリア、テクノロジー、精神、信仰・・・・・・ ” (p54)
と様々な分野に及ぶ事。これらのエキスパートにはクライアントが問題に直面した時に現れるとしています。
つまり、自分が直面していない問題にそれぞれエキスパートが居て、自分が直面した問題によっては自分がエキスパートになるチャンスがあると言えますね。
ポイントは、
” あなたがエキスパートとしていちばん助けたいと思っている人々はだれなのか ” (p123) という事。
また、入り口として誤っていけない事に、
” まずは、ひとつの分野だけに狙いを定め、それをマスターし、人々に分け与えること。”
つまり、「なんでも屋は目指してはいけない」という事。
「読んで、学んで、やってみましょう」本
と、まぁ本の前半は上記のような具合。ここではキーとなるフレーズを取り上げて自分の理解に準えましたが、
実際、本では実例を交えた多岐にわたるアプローチ法であったり、読者へ向けられた質問から、学びが深化するような仕掛けが成されています。
実践的といえますが、前半だけでも重量感あっただけに、高度化するであろう後半は・・(笑)