初回の「1.マネーロンダリング」「2.金持ちはイヤな奴?イヤな奴だから金持ちになる?」に続いて、
『ジャイアント・ビースト〜グローバル経済の謎を解き明かせ』の
「3.ゴムのお話し」「4.人工知能(AI)が作る未来。人類は生きてその恩恵を享受できるのか?」の2話を視聴。
迫り来る一大事
ゴムについては、素材として扱われることに唐突な感はありましたが、
飛行機の車輪に、長距離トラックのタイヤなど、天然ゴムのみその用途に耐えうる物が点在している割には
一度発生したら止めることの出来ない葉枯病という不安材料に、生産者の労働条件が過酷であったり・・
供給が滞るようなことが事態に直面すれば、グローバル経済が立ち往生してしまうとの周知されざる脅威。
予見出来るようになっている近未来
テーマとして面白かったのは、人工知能(AI)について取り上げた他方の回で、
Swarm:スウォームと称されるAIデータ分析技術と人の知能を結びつけ超知能を生み出すテクノロジーを用いて、
競馬好き20人を集め、1〜4着までレース結果を予想させたところ
個別(一人ひとり)では皆無、多数決でも1頭だけであったところ、集団で結論を導き出した回答は的中であったという。
従前、集団知と認識していたことが、本作では群知能として、叡智を結集するような技術が、
人間の近未来を予知出来るようになっている現実は、目から鱗といった衝撃でした。