先週👇読了記をアップロードしていた
女優 十朱幸代さんの『愛し続ける私』出版記念 トーク&サイン会 に参加。
開場15分ほど前に会場に到着すれば、既に入場待ちの列が出来ており、やや出遅れ感を感じながら待機。
しばし時の経過を経て列が動き出し、2列目の中央部に鎮座。
そこから、しばし開演待ち。
仕事と恋愛と、その裏側での・・
やがて出版担当者の方に続いて、十朱幸代さんが登場。思ったより小柄な印象で、促される形で一言ご挨拶があり、
来場の御礼と「拙い文章が本となりまして、とても感激しております。」と思いのほどを。
そこから刊行の経緯について、話しが及び、
性格的に今を大事にして、後ろを振り返ら図、過去を捨てているくらいの気持ちでいたものの
女優生活60年を迎え、数字が良く、立ち止まって考えることが出来るようになった、と。
仕事と恋愛以外あまり書けなかったとのお話しで、
何しろ女優生活が忙しく、余暇といえば付き合っている人と一緒に過ごすくらいであったそうな。
それでも、本を執筆されている間に、あれもこれもといった具合で、記憶が蘇ってこられたそうで、
締め切りに間に合わず、日の目を見ることに至らなかったお話しもたくさんあって、一部、本イベント参加者向けに披露されることもありました。
お母さま譲りの前向きさ
45分に及んだトークの中で印象的であったのは、
お母さま譲りの性格を引き継ぎ、(十朱幸代さんが育ったご家庭の)家計が苦しく、お母さまが生活費を稼いでいたところもあったそうですが、
文句は言っても、表情はいつも明るかった。どんな事があっても、明るく乗り切っていた
といったお話しをされていた部分。
また、編集担当の方が、(十朱幸代さんが)「恋多き女優」と形容されている点に関連して、
「男性にとって理想的な恋人なのでは?」という投げかけをされ、それは(男性に)凄く色々して上げたり、楽しくして上げるといった心遣いを指していたようですが、
トーク後に開催されたサイン会で、私の番となり、サインを書いて頂く間、
「(十朱幸代さんのキャリアの中で)『極道の妻たち』かなり異色と思うのですが」と質問させて頂けば、
「そう極道ねぇ。あれは『夜汽車』とプロデューサーが一緒で、(同作で十朱幸代さんを)主役に配役する際に、周囲の反対を押し切る形で頑張ってくれたことへの御礼の意味合いもあって出演したんです。」
と、必ずしも本意ではなかったそうですが、
裏話をご披露頂く際、ペンを止め、目を見てお話し下さり、お人柄(の良さ)が強く伝わってきたことが、印象的でした。
快活で、誰とでも分け隔てのない感じが、多くの人を魅了してきた源泉であったものと。
稀有な機会であった筈ですが、イベント後の余韻がとても心地良く、