先週、読み始め記 ⬇︎ をアップロードした
Anthony Robbins:アンソニー・ロビンズの『UNSHAKEABLE 揺るがない力』を読了。
視るべき大原則
読書にあてる時間の不安定さに、馴染みのない専門用語も散見され、250ページ超のヴォリュームから時間を要しましたが、
ポイントは、
” 低コストのインデックスファンドに投資し、何があってもずっとそれを保有し続けるのだ。
そうすれば、高額の運用費用・取引費用・税金といったアクティブ投資家の三大お荷物を背負うことなく、マーケット・リターンを上げられる。”(p200)
とシンプルに一文に集約されているものと。
ポイントに至るまでの解説に実戦にあたっての諸注意は、本の中で証言などを踏まえて丁寧に成されているので、ここでは取り上げませんが、
本書を読んで痛感させられたのは、お金に関する制約を自分を含め多くの人が抱いているものの
お金に関する学び、大原則といったことを殆どの人がしていない理解、会得していないため
増えない、失う状況に必然的に置かれてしまっていること。
金融市場の賢人たちから導かれたエッセンス
本書は、
” 私に知恵を分け与えてくれたレジェンドたちのリストには、次のような名前も含まれている。
史上最大の成功を収めたヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオ。
バンガード社の創業者でインデックスファンドの生みの親、ジャック・ボーグル。
資産運用額2兆4,000億ドルを誇るJPモルガン・チェース社の次期CEO候補、メアリー・キャラハン・アードス。アメリカの石油王、T・ブーン・ビケンズ。
アメリカで最も恐れられている「物言う投資家」のカール・アイカーン。
大胆な投資戦略を用いてイェール大学に世界最高水準の基金運用実績を実現させたデイヴィッド・スウェンセン。
2010年に49億ドルもの個人収益を上げたヘッジファンドマネージャーのジョン・ポールソン。世界一著名な投資家、ウォーレン・バフェット。”(p33-34)
といったアンソニー・ロビンズの人脈を駆使して概ね直接的に得られた至言に、(アンソニー・ロビンズ)自身の経験談から抽出されたエッセンスとでも言うべき教えが、軸に据えられています。
精神的な豊かさ も、ありて
終章の chapter09 真の豊かさ 「経済的な豊かさ」と「精神的な豊かさ」どちらも手に入れよう と題された章には、
” 経済的自由を獲得しても「まだ」幸せになれないとしたら?多くの人たちは、億万長者になることを長年夢見ている。
それなのに、ようやくゴールにたどり着いてこう言うのだ。「これがそうなの?これで終わり?」ほしいものを手に入れても「まだ」不幸なままなら、もうどうすることもできない!
お金持ちになりたい人が夢見ているのは、もうこの世にいない人間の顔が印刷された紙切れを何百万枚も手にすることではない!
心底求めているのは、お金に関わる「感情」だ ー たとえば、お金があれば味わえると本人が思い込んでいる解放感や安心感や満足感、あるいは自分の富を他者と分かち合ったときに生まれる喜びである。
要するに、私たちが求めているのは「感情」であって、お金そのものではないのだ。”(p212)
と、アンソニー・ロビンズらしく心の充足、心から満足できる人生へ至る道筋についても言及されています。