鳥内浩一さんの日本発新資本主義経営リーダーシッププログラム3日目。
最終日でありましたが、3日と言えども受講生同士に親密感が生まれていて、講座終了後の帰還地は北関東から北陸、関西と様々で
恐らく同じ顔ぶれで一堂に会する機会は困難であろう事を考慮すると、入室するなり「今回、最後か」といった少人数制ならではの儚さも・・。
初日 >> 鳥内浩一さんPRESENTS「日本発新資本主義経営 リーダーシッププログラム」その壱 <<
2日目 >> 鳥内浩一さんPRESENTS「日本発新資本主義経営 リーダーシッププログラム」その弐 <<
日本的「八つの徳目」x マネジメント
前回はマーケティングで、今回はマネジメント(基礎&実践)。といっても、一般的なマネジメント論に非ず・・
鳥内さんが見出された日本発 新資本主義経営「八つの徳目」である徳、義、勇、誠、信、礼、智、仁の八つの概念が落とし込まれた独自のフレームワーク。
例えば、リーダーシップの卓越性に迫った『ビジョナリー・カンパニー 2』で紹介された五水準に段階分けされたリーダーシップに関して
第五水準と評価されるリーダーの資質(個人よりも、理念、行動指針を重視)であったり、
1 to 1マネジメント(従業員と個別に話し、夢を聞き、悩みを聞く。褒めてほしい言葉で褒め、感謝を示す事を聞く姿勢9割で)の重要性であったり、
夢や目標がない人への対処法であったり。
日本的とは、人を人として扱う社会への回帰
そもそも、鳥内さんが本講座を立ち上げられたのは人を人として扱わない西洋型資本主義(売上、利益、財務三表偏重)に限界を感じ
ピーター・ドラッガーをして、経営の本質をいち早く「信」である事を見抜いていた澁澤榮一の経営理論をもとに
「日本発 新・資本主義経営」の世界観として、十方よし(上記の他、お客様の幸せ、取引先の幸せ、従業員の幸せ、地域の幸せ、業界の幸せ、国の幸せ、世界の幸せ、環境の幸せ、未来の幸せ)のフレームワークを構築し
それを実現する考え方、やり方を3日間に渡って学んできたわけですが、そこで説かれた根源的なメッセージは
意外にも「愛」。愛とは、諦めない心。
昨日の重複となりますが、鳥内さんの定義するビジネスとは、自分の原体験(感動体験、問題意識)をもとに心に描いた未来(ヴィジョン)を世に問う事。
そこには困難も伴うが、それを乗り越える力、愛が宿っていれば実現されていくものである。
実現に至る最先端のテクニックの伝授もありましたが、延べ30時間を超える講義、ワークを経て、感じた仄かな高揚感は
人生の中心をお金ではなく、人間、人それぞれが実現したい思いに置かれた講義であったからと思います。
それを業種を問わず、数多のクライアントのコンサルティングを通じて、結果を出して来られた鳥内さんから語られた事にギャップと共にリアリティを感じました。
場所を移しての懇親会で、鳥内さんが「ドラッガーは最後まで日本に期待していた」との事をおっしゃっており、
今回が 日本発 新資本主義経営の11期になるそうですが、そのコンセプトに共鳴している方々と
ドラッガーの他にも、日本に期待されている人たちへ明るい未来を届けられたらなと。久々に飲んだアルコールの力も、ちょっと借りてみたり、
飲んでなくても同じ事を言っていたかも、なんて(笑)