週末は、2月以来で鳥内浩一さんの3日間に及ぶ「日本発 新資本主義経営 リーダーシップブログラム」を受講したメンバーによって構成されている「十方よし」経営サミットに参加。
今回が3回目の開催で、5月の2回目はオーストラリア行きと重なり、個人では半年のインターバル。
約4時間の学びと共に、久方ぶりの方や初顔の方との交流の場にもなりました。
学びの継続、志を共有する場
サミットの中心は、理念浸透コンサルタントとして活躍されている株式会社コンサルティングZERO 松本和義社長による演習を交えた講義。
鳥内さんが提唱されている「十方よし経営」では、理念浸透が重要な構成要素となっており、
私個人では1月に受講した「 日本発 新資本主義経営」の理念浸透に関する部分の復習及び深掘りする機会に。
なお、講師を務められた松本さんは京セラコミュニケーションシステムで稲盛和夫さんの哲学を体得され、
その内容を業務を通じて、世に広められていったというご経歴。
理念浸透が成された会社が実現する事
約1時間半に及んだ講義では、企業で理念が浸透していくと・・
1. 求める人材を引き寄せる
2. 人材育成のスピードが上がる
3. スタッフの定着率が高まる
4. 権限委譲(任せられる状態)が進む
5. 経営・経営者がブレない
6. 経営者・従業員のモチベーションの維持
7. 愛される会社になる
といった効果から「結果として業績数値も上がる。企業の持続的成長へ繋がる」と、松本さんのご経験に基づいてのお話し。
印象的であったのは、理念が浸透している会社は
(運送会社など)出入り業者の評判が良かったり、契約内容を上回る質の高いサービスが提供されていたり
といった副次的効果も滲み出ているようです。
そして、何よりも大切なことは、キレイごとや借り物ではなく、理念に経営者の価値観が落とし込まれている大事。
価値観とは社員に対して、褒める、叱るといった行為の中から見付け出せる事が多い。
社会で実現する未来ための
私個人の立場では、まず自分自身の姿勢を明確にすること。仕事を通じて、相手方に自然と伝わるようであればベストですが
価値観の件から紐付けると
「自分が大事にしている事や思いなどを、仕事を通じて社会に広めていく」という循環になるのかな、と。
最高級ホテルとして、そのサービスが伝説化されているリッツ・カールトンの存在などから
理念に相当する「クレド」の言葉自体は知っていたものの
その中身であったり、土台となるべきものを改めて学び機会に。自分の現状と重ね合わせると、即採り入れるというよりも
在るべき姿を予め学んでおくという段階ながら、歩むべき過程で出会うであろう志を同じくする仲間、
事業を介して繋がる顧客との間の見えない部分を繋ぐ大事な結節点として、頭にしかと入れておくべき事柄と肝に命じました。