先週、読了記👇をアップロードした
外山滋比古先生の『忘れるが勝ち! 前向きに生きるためのヒント』刊行記念
語り継がれる名著の著者との・・
外山滋比古先生の代表作『思考の整理学』を初めて手にしたのは30年は遡るものと振り返りますが、
そんな時間感覚はあったため、同書の著者 外山滋比古さんが講演されると知ったのは少なからず意外な感じを持ち、即反応(申込み)した次第。
講演タイトルにある通り、外山滋比古先生のご年齢が95歳。TV等でもお姿を拝見したことがなかったことから
告知開始から1ヶ月くらいあったと思いますが、何らかの事情で中止にあり得るのかななんて思いも、
当日会場の八重洲ブックセンターに到着し、無事開催されることを知り、嬉しい気持ちに ^^
稀有な着眼点&溢れる熱意
ただ、体調は崩されたとのことで、事前に講演20分程度+質疑応答というアナウンス。
但し、ご登壇されたご本人を見る限り、年齢を感じさせないお元気(そうな)なご様子で、
お話しは対象書籍に沿って、世に認められていない忘却の重要性に関して。
レム睡眠の重要性も100年前から知れ渡っている。問題は自然に忘れるだけでは不十分で、
面白いことをするなどして、どんどん頭の中のゴミ出しをして、新しいことを考えられるようにすることが大事。
また、人はこれまで後ろ向きばかりで考えてきたことに気づき、そもそも人の目は前を視るように創られており、
頭をあるべき状態にして、未知の世界に目を向ければ毎日楽しくて仕方がないようになるし、年齢も一切関係なくなる。
といった今までの我々の常識を全く覆すご提言で、外山滋比古先生のお姿を目の当たりにすると、内容に説得力も ^^
お話しは、英文学をご専門とするだけに文法に未来形がないことの指摘等、一部専門性に踏み込みましたが、内容は分かりやすく時折、笑い声もこぼれる雰囲気の中での進行。
「20分にしては長いよな・・」と、講演が終わった後、時刻を確認すれば55分経過。
身近に感じることの出来た稀有なひと時
お話しを始められてスイッチが入ったのだと思いますが、その後、サイン会では
定員80名の参加者、それぞれに丁寧に毛筆され、自分が95歳まで生を与えられることがあっても、
なかなかここまで健在でいることは難しいなぁ、と思わせられるほど、惹きつけられるお話に佇まいで、
貴重な機会であったと、この場に立ち会えたことは、その学びともに長く感謝すべき瞬間となりました〜