昨年(2020年4月)に続いて、
筒井伸輔展(開催名称:筒井伸輔 特別展示)へ。
過日書店に立ち寄った際、筒井康隆先生の新刊を見つけ、
同日晩、(筒井康隆先生の)Twitterを訪問した際に
本特別展示の開催を知っていた経緯。
蘇る世界観
場所は(昨年と)同じく市ヶ谷駅から徒歩圏のMIZUMA ART GALLERY.-
前回は緊急事態宣言が発せられたタイミングと重なり、初日の開催のみで(2日目以降)会期が延長される形となりましたが、
今回は緊急事態宣言の最中、手指消毒など所定の手順を踏み入場。展示されている作品の数々は
入れ替えられているものと思いますが、
迫力ある作品から伝わる独特とも感じられる雰囲気、感覚は「そういえば、こういう感じだったかなぁ」と、
受付から持参した展示資料片手に、距離を取って佇んだり、作品近くに身を寄せ立体感(蜜蝋の凹凸等)を目の当たりにしたり。
忘れ得ぬ瞬間
確立された独自の作品群(世界観)に30分弱浸り、会場を後にしようかと思い館外に出れば
敷地前にタクシーが止まっており、様子を注視すれば・・ 何と筒井康隆先生ご夫妻がご来場。
「おぉ、これは〜」と、場内にUターンして間接的に先生を館内でお出迎え。
然るべき方々とのご歓談に、作品をご鑑賞された後、声がけさせて頂ける好機が訪れ、
「先生、ご本お持ちしたので、サインいただけませんでしょうか」とお願いすれば、ご快諾頂き、
” われわれ夫婦が何日に行くかは未定。”
との一文があり、その後、往訪の旨の更新がなかったことから内心(この展開を)期待して念のためと鞄に忍ばせていた『SF教室』をサインペンと共に取り出し、
先生から「宛名はいいの?」と声がけ頂き、願ってもない展開にすっかり舞い上がってしまう中、
勢い申し出た写真撮影にも応じて頂き、
二十歳前に通っていた予備校の先生の熱に感化される形で筒井作品に出会って以来、最高潮の瞬間を迎えることが出来ました^0^/