開催は知っていたものの、当初は「(抽選の)トークショー当たったら・・」などと条件付きで意識していたものの
今週(10/9〜)に入ってサイン本の発見(〜購入)、読了(10/12)というプロセスを辿り、
俄然気分が盛り上がり、寝ていられた日曜朝の睡眠をセーブして世田谷文学館で開催されている筒井康隆展へ。
気分が盛り上がった要因にはtwitterでサイン本販売の情報に触れていたこともあり、開館に合わせて足を運んだ次第ですが、
入館早々、売店を探し「あった!あった!」と。
画像👆は、晴れて買い物を済ませた後のものですが、
「どれにしようかな?」と、卓上に並べられた作品の中から、最初はタイトルがしっかり頭にインプットされていた👇
を手に取ったものの「文庫版だしなぁ」と、先の『筒井康隆、自作を語る』に
” ー 「筒井康隆のつくり方」は、今までのコラージュ手法の集大成のような形で。
筒井 自伝ですよね。自伝を年代記風に書いています。僕は自弁というのは今後も書く気はないし、まあ書くとしたらこんな形でしか書けないということですね。”(p163)
といった記述に覚えのあった
『漂流 本から本へ』と、これも評判の良さを目にしていた図録(筒井康隆展/写真:左)を購入。
らしさ滲み出る展示へ
すっきり、早起きしてきた甲斐を実感し、いざ展示のある2階へ・・
日曜の午前中ながら観覧者は10名いくか、といった程度で、ほぼストレスフリーに展示スペース内を往来出来ました。
入場して早々に展開される筒井康隆さんらしさ、人がら滲み出てくる感のコメントが挿入された年表に、
歴代の作品(表紙)が並べられた壮観なディスプレーに、断筆宣言にフォーカスしたゾーニングに・・
しばし足を止められ展示内容に見入らされたり、元の場所へ戻って引っかかった場所を確認しに行ったり、
当初は物販目当てであったものの、思いの外、本編を楽しめました。
会場内、原則撮影禁止ですが、
幾つかは撮影が許可されたポイントもありました。
そして・・ ディープ筒井ワールドへ
60分程度の観覧を終え階下に降りれば、筒井康隆さんご出演のTV番組(『ビーパップ!ハイヒール 筒井康隆。この男、何者なのか!?』)が再生されており、
ここでも内容の濃さ(ex. すべてを面白がる男、未来の予言者=小説で描いていた近未来が後に現実化している)から、結局、番組1本(45分)視聴することに。
番組中に登場している又吉直樹さんの筒井評の
・筒井康隆さんにハマると、他の人じゃ満足出来なくなる
・筒井康隆さんは小説面白くない人という人たちへの切り札
といったコメントの一つ一つが的確で、先週の今ごろを振り返ると、「随分と筒井康隆さんに魅了されちゃったなぁ」と ^^
その作品数が膨大であるだけに、これからの楽しみであるような(凝りだすと)末恐ろしいような ^〜^;