先日、記事にしたU2 代表作 ヨシュア・ツリー:Joshua Tree リリース30周年記念ツアーですが、
その舞台裏について、バンドのキーパーソン The Edge:ジ・エッジが、Rolling Stone:ローリング・ストーン誌のインタヴューで言及して、
“『ソングス・オブ・エクスペリエンス』が「ほぼ完成」していたが、「突然世界が変わって」しまったと語っている。”
「変わってしまった」が意味するところは、Donald J. Trump:ドナルド・トランプの次期アメリカ合衆国大統領就任。
2017年以降に Joshua Tree が持つ重み
その経過が
“「時計の振り子が、突然逆方向に思い切り揺れ出したって感じだね。
とにかく、それで俺たちは『ヨシュア・ツリー』の30周年って節目に目を向けてみたんだ。
俺たちに夜明けをもたらしてくれるものにね。奇妙なことだけどさ、物事って自分たちが望めば一周して元に戻ってくるんだ」
「あのアルバムを作った80年代半は、イギリスとアメリカの政治はそれぞれレーガンとサッチャーの時代で、政治情勢に対する不安が溢れていた時代だった。
サッチャーは炭鉱ストライキの鎮圧に苦労していたし、中米ではあらゆる紛争が起こっていたしね。
あの時代に戻った気分だよね、ある意味ではさ。俺たちの作品が完全に一周したとは思ってないよ。
たださ、『参ったな。今ではこの楽曲たちが新しい意味を持ち始めて、3~4年前には持っていなかったような重みを持ってしまったよ』って感じなんだ。
本当に偶然なんだよね。一回アルバムを中断して、世に出す前にもう一度、これが本当に俺たちの伝えたいことなのか考え直さないとって感じたんだ」”
U2の姿勢なり、Joshua Treeが持つ意義について・・
” これまでの俺たちは常に前を見据えるバンドとして、過去を祝うことは絶対にしなかったんだけど、今回は特別だって感じたんだ。
これは本当に特別なアルバムなんだってね。もう一度集まって、年老いたアルバムについてもう一度考えられるのは幸せなことだよ。
そのアルバムが依然として重要な意味を持っているんだからね “
と説明。
日本のファンの狙いどころはDVD化!?
大統領選出馬からあれよあれよといった具合で勢いづき、終盤では「えっ?本当に?!」といった受け止め方が、
先般のアメリカ大統領選挙に対する受け止め方であったように思いますが、
U2ファンをはじめとするロックシーンにとっては、記念すべく展開を見出すことなりました。
インタヴュー中でジ・エッジは、
” いくつかのライヴを行うことを決めたんだよ。”
との表現を用いており、大々的な興行ではなく、発表済みの日程にとどまる見通しで、日本公演の実現は困難でも
このところU2のツアーは ↑のDVDなど、商品化が続いているので、そういった流れは期待出来そうです。