都市伝説YouTuberウマヅラビデオの『アナザー・ジャパン』を読み始めて
プロローグ
第1のピース 能力 – われわれが失った力と巡る文明
第2のピース ルーツとこの国の神 – 隠されたこの国の始祖
第3のピース 消された過去と呪い – 否定しきれない痕跡
第4のピース 被験国 – 日本はモルモットにされた国なのか
エピローグ
と章立てされているうち 第1のピース 能力 – われわれが失った力と巡る文明 まで、読み終えたのでそこまでのおさらい。
サイン本販売情報が
きっかけながら、何より前作『シン・人類史』↓
で得られた読み応えから期待感伴ってのウマヅラビデオ2冊目となる著書。
書き換えられる日本観
本書は、
” なぜ、都市伝説YouTuberであるわれわれが「日本」をテーマにした本を出版したのか。
都市伝説を追いつづける過程で、われわれは歴史ある神社の神職や霊能者、著名ジャーナリストなど、さまざまな専門家と接してきた。
その結果、彼らが口にすることがことごとくわれわれの研究対象である都市伝説や失われた古文書など一致するのである。
そう、もはや都市伝説は都市伝説ではなくなり、表は裏に、裏は表に、表裏一体の世界をわれわれは生きているのだ。”(p7-8)
という著者確信の下、
” 本書を読み終えるころには、あなたの「日本」に対する捉え方は大きく変わっていることだろう。
これまで知らなかった日本や日本人の真実を知ることで、あなたの「日本」を見る目は「確実」に変わる。”(p6)
と購入時の期待を更に増幅される記述が プロローグ において。
知られざる、そして失われし日本の能力
序盤(第1のピース 能力 – われわれが失った力と巡る文明)は、
” 日本の真の姿を探る「アナザー・ジャパン」に必要なピースのひとつ目は、「日本人の能力」だ。この国はもともと世界でも類を見ない力で満ちていた。”(p29)
という前段を受けて
” 日本人は空気を読むことと同様、いや、それ以上に言葉を大変重視していた。言葉に魂が宿るという「言霊」は、その最たるものだろう。もちろん文字も同様だ。そして、その「文字」こそが「力」なのだ。”(p31)
という歴史的背景に、
” 風の時代=日本文明の時代は、本当の和の社会、循環型社会とでもいうべき調和がとれた社会が到来するはずだった。
この調和には、善も悪も統合され、陰陽が自然の摂理で78対22というバランスがとれる時代になるはずだった。
体にいいものばかり食べていたって、栄養バランスが乱れ、体調を崩す。強いパワースポットにいたら健康になれるかといえば、影響を受けすぎておかしくなる。
よいことも悪いこともほどほどにすることが、じつはもっともいい状態であり、この「ほどほど」が日本人が持っていた縄文時代の精神性、風の時代の本来あるべき姿でもあるのだ。”(p73-74)
本来、
” 「火・地・風・水」の4つのエレメントそれぞれが司る時代が約200年ごとに巡り、現在は目に見えるものより見えないものが重視される「風の時代」の真っ只中なのだ。”(p9)
と時おりさまざまな人から耳にする「風の時代」において日本が世界の中心性を担うべきはずであったところ実現出来ていない現実が紐解かれています。
あまた調査されたであろう事柄が一つのストーリーとして展開されていき、これから更に3つのピースを加え、どのように結論に導かれていくのか、都市伝説、理解が浅い分野であるだけに興味津々です・・