電子書籍端末 kindleで「オーストラリア関連で何か出てないかなぁ」と検索していた際にヒットした
『驚きがいっぱい!ワンダーフル オーストラリア Vol.1』を読了.-
著者のユリエ・バートリーさんが、オーストラリア人と結婚したことを契機に、
2010年7月からオーストラリア(西オーストラリア州アルバニー → クイーンズランド州ゴールドコースト → 再びアルバニー)に居住して以来の経験がまとめられた一冊(電子書籍のみ)。
本の構成は、全体がストーリー形式で展開されるのではなく「第1章 生活インフラ編」「第2章 日常生活編」の目次立てで、
イメージとしては雑誌のコラムに見られるような感じで、在住時のエピソードが簡潔にまとまられています。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
「飲んだら乗るな」のオーストラリア事情
例えば、どんな感じかというと、まず第1章(生活インフラ編)では・・
” 日本では飲酒運転は厳しく取り締まれていますよね。オーストラリアでも同じです。
しかし、そこは楽天的なオージー(オーストラリア人のこと。AussieまたはOZと書きます)。
パーティ好きと酒好きな性格もあり、かなり飲んだ後でも運転していることが多い様子。
・・中略・・
よく金曜の夕方や週末の午後、時には日中もアルコール検査を路上でやっています。
警察が簡易テスト → 本番テストと2回検査して、2回ともアルコール反応が陽性(特に本番で高値)だと、
高額の罰金と免許停止または剥奪が待っていますのでご注意を。”(12%/百分率は電子書籍のページ数、以下同様。)
*( 👇こちらは移住生活20年超の沢木サニー祐二さんが感じたオーストラリア)
国内のスーパーマーケット3社どう違う?!
続く第2章(日常生活編)では・・
” オーストラリアには、大手のスーパーマーケットチェーンが3つあります。ウールワース Woolworth、コールス Coles、アイジーエイ IGAです。
ウールワースは野菜や果物が新鮮で、その他の商品の品揃えが豊富。少々高級感があり、その分他のチェーンに比べると価格がやや高めですが、安心できるブランドです。
コールスはウールワースに比べ庶民的。品揃えはウールワースに比べ落ちますが、価格は安めです。
アジア食品の品揃えはウールワースより多め。セレブシェフのカーティス・ストーンとタイアップしており、毎週新メニューが広告に載っています。
アイジーエイは人口の少ない小さな町でよく見かけるスーパーです。比較的営業時間が長く、毎日営業しているのでコンビニ感覚で利用でき、便利です。
生鮮食品の質は前二者に比べると落ちます。強みはシーフードの取り扱いが多く安いこと、アジア食品を多数扱っていることです。
野菜や果物はきれいに山積みされていて、「kg当たりいくら」の量り売りなので、自分が必要な分だけ買うことができます。
一人暮らしや少人数の家庭には便利ですね。一方、袋売りもありますが、5kg入りじゃがいもなど巨大な単位なので、私たちは買ったことがありません。”(57-58%)
といった具合で、様々な生活シーンにおいての驚きを含むオーストラリアでの日常が紹介されています。
貴重なオーストラリア居住者による体験記
一冊の本でオーストラリアの日常生活に即した話題がまとめれているというのは、
メルボルン版 👇(いいね!メルボルン)を読んだ覚えがありますが、
本書は都市に縛られない、むしろ大都市ではない体験談が含まれていることに価値を感じました。
本の表紙に・・・「 個人旅行、ワーホリ、留学、移住目的の人全てに役立つ現地の最新ナマ情報が満載!出発前に読んでしっかり準備をしよう!!」
とのコピーライティングが載せられており、62ページ(280円)とサラッと読み進められる分量ですので、
オーストラリア行きが決まっておられる方は、予習の意味合いでお目通しされておくと、役に立つこと内容が複数に及ぶものと思います。
旅行編・滞在編・番外編を収録したVol 2が刊行されているとのことで、後続でそちらの内容を楽しみにしています。