日曜日の夜から「はじめに」をゆらゆらと読み始め
上記⬆︎14冊の最高峰と捉えていたプロ書評家、プロインタビュアー、コラムニスト吉田豪さんの
“『ゴン格』以前、判型の小さな『紙のプロレス』で95年に連載が始まり、『紙プロ』休刊後は『紙のプロレスRADICAL』で復活したが04年にトラブルで連載終了となった、オリジナル版『書評の星座』の単行本化である “(p3)
という『書評の星座 紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』で、六日目となる金曜日、67項目あるうちの33項目目(307/575ページ)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書の出版は、咋夏(2020年)読んだ ⬇︎が、
売れたことで出版に至ったとのこと。続編となりますが、時間軸は遡ることに。
鉄槌の矛先
出版前、吉田豪さんが原稿を読み直され(→適宜修正)、
” 本の内容に関してはいくらでも罵っていいといまでも思っているし、その点に関しては当時から意外なぐらいに批判しているんだなと思った次第。”(p4)
と書かれていて、その矛先は、
” ちなみにこの『書評の星座』とは、もともとShow氏の書評があまりにも酷すぎるのでそれを反面教師として始まった “(p256)
とある連載の発端となった“Show” 大谷泰顕さんに、ターザン山本さんの登場すること再三再四。
前作でも感じたことですが、「UWF本に、前田日明本が(この頃から既に!)多いなぁ」 と ^〜^;A
書評は年代順に並んでいるため理解重視で行くなら私のようにページ順に読むのでなし、テーマ毎に読み込んでいく形がお勧め。
深く、そして細かく
圧倒的な情報量に、紹介されている本のクオリティもアップ&アンダー激しく、展開のフォローにグロッキー気味ですが・・
吉田豪さんらしく
” この文庫版で抜群に面白いのは、状況が変化したため微妙に文章を書き直している部分を見比べることなのであった。
たとえば、「レスラーの中でも、そういうセオリー破りみたいな試合が好きな奴は、他流試合に自分から望んで出ていく。プロとして名前を売るには絶好の機会だからね。
今の新日本で言えば、気質的には、橋本や武藤、健介、それに石沢常光や永田裕志も、この種の闘いを好むタイプだ」という文章の代表例が、この文庫版では「永田や中西、石沢常光(ケンドー・カシン)」に変更。”(p301-302/『週刊プロレス・スペシャル2 劇的引退&復活伝説』)
の部分に仕事の細かさ(徹底ぶり)を感じさせられ、なかなかいらっしゃられないでしょうが、
吉田豪さんとレベル感合う方々にとっては、どれだけ楽しめる本だろうと ^^
まだ七合目くらいの感覚ですが、私の目標は挫折することなく、刮目して最終ページまで辿り着きたく思う所存。