吉田豪さんが迫ったワルそうなレジェンドたちの遍歴:『超人間コク宝』中間記

プロインタビュアー 吉田豪さんの「ワルそうなレジェンド濃厚インタビュー集」のコピーが帯に踊る新刊『超人間コク宝』を読み始めてから半分程度のところまで到達したので、そこまでのおさらい。

本書は、雑誌『実話BUNKA超タブー』での連載が一冊にまとめられたもので、

吉田豪さんの取材対象となり、これまで読み終えたレジェンドは

 前田五郎

 敏いとう

 上條英男

 ハリー木村

 つのだ☆ひろ

 田代タツヤ

 竹熊健太郎

 シルク

 美勇士

の9名(敬称略)で、名前程度は辛うじて・・ そもそも名前すら・・ といった顔ぶれ主体ながら

” カウスがヤクザを通して紳助に「これもろとけ」って、紳助が1,000万円以上の時計をもろうて怖くなって返しに。

そのときあいつは相当痛めつけられたらしいけど、「なんや、おまえ親分のものが取れんのかコラ!」とか、僕の場合はその前にもらっとるからね、時代がぜんぜん違うから。”(前田五郎/p008-009)

というヤバイ裏話しに、

” MAN WITH A MISSIONっていうのはここだけの話、●●●●っていうバンドだったの。10年ぐらいずっと下積みやってて、●●●●のリーダーで、いまTokyo Tanakaって名乗ってるヤツが、「ボス、俺にもう一回ボイストレーニングをやってくれませんか?」って来たの。

もう10年のキャリアあるのに時間レッスンやって、それで「おまえたち、これだけ歌がうまかったらお祭りのひょっとこのお面でも被ってやったらウケるんじゃねえか?」って。”(上條英男/p049)

と知られざる過去に、

或いは副業がバレて芸人転向時、

” いままでもらってた給料もらえなかったら生活して行かれへんから言ったら、「なんぼもろうてたんや?」って言われて、ちょっと多めに言ったんですけど(笑)。

そしたら、「そんな出されへんな」って言いはって、次の月、「絶対内緒やで」って13万5,000円入ってたんです。

ダウンタウンさんもたぶん10万もらってないときです。”(シルク/p119)

と生々しい裏話しに、内容の方は強烈で ^〜^;A

吉田豪さんならではの世界観というのか、斬り込みに、いまだ知らなかった世界の(随分と)奥側を見せつけられる読書となっており、後半、どのような展開を辿っていくのか・・ 楽しみです ^^


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