約三週間ぶりの吉田松陰。
前回、思いの外、好評を頂きましたの時の「士 LEADERSHIP」編から
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>> 吉田松陰が時代の異端児に託したエール:『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』拾い読み その四 <<
今回は「志 VISION」編。
三十六収録されている名言の中から、三選(078と085は一対のものとして選択)。
078 本気の志
” 人類が誕生して以来、一つのことに本気で取り組んでいる人たちの姿を見て、
心を動かさなかった人はいません。” (p120)
⇅
085 ひとつのことに狂え
“「私は絶対こうする」という思想を保てる精神状態は、ある意味、狂気です。おかしいんです。
でもその狂気を持っている人は、幸せだと思うんです。” (p127)
081 知らないものを味わう
” 誰かが取り組んでいるからといって、遅れて取り組もうとするのは「決断」とは言えません。
先だって決断し、まだ誰も足を踏み入れたことがない景色を見てほしいのです。” (p123)
097 思い出すべきこと
” 能力の高さや、評判とは関係なく、あなたにもひとつくらい、得意なことがあるでしょう。
いったん他のことは中止して、その得意なことに、使えるすべての時間とすべてのエネルギーを集中させてみてください。
忘れているのは、その覚悟ですよ。” (p141)
一意専心を体現している人たち
今回、選んだのは人生を賭けて取り組むべき一つの事を決断して、覚悟を持って取り組むという事に集約されると思います。
この本の中では、「軌道修正」という言葉も出てきますが(091 「ことのはじまり」)
一つの事に、迷いを断ち切り、本気で取り組める人生。つまり、迷いがないという人生という事になりますが
確かに、人はそういった人たちに魅せられているのだと思います。
また、誰しもそういう人物になれるというのが、本書のメッセージでもありますね。「志 VISION」は、また続けます。