吉田松陰が説く、チャンスが巡ってきた時に「冒険」に飛び出せるための学問:『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』拾い読み その六

先月(6月)下旬以来で、吉田松陰。

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<< 2015年6月25日投稿:画像は記事にリンク >> 吉田松陰に学ぶ覚悟を決めて一つの事に没頭する生き方:『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』拾い読み その五

PROLOGUE、「心  MIND」「士  LEADERSHIP」「志  VISION」ときて、今回は「知  WISDOM」. ー

本編(上記本)に収録されているのは二十九編。その中からの三選・・

117  体験するまでは虚像

” 世間で言う批判とか賞賛とか、どれもこれも、あてになったためしはありません。

真実は、むしろ逆であることの方が多いのです。

そんなことは百も承知のはずなのに、ありもしない幻想を、あると決めつけ、追いかけることに骨を折る気でしょうか。” (p165)

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120  二種類の生き方

” 人の性格を大きく分けると二種類あって、「自分がやりたくないことはしない」という保守的な性格か、

「自分がやりたいことだけをやっていればいい」という自由な性格か、たいていどちらかに偏ります。

両者は本来、別のタイプの人間ですが、中には、のんびりと心静かに、思うままに過ごし、あらゆる損得に眉一つ動かさない

頑固者でありながら、いざというとき、思い切って冒険できる人がいます。

どうすればそんな人になれるんでしょうか。学問ですよ。

それが、私が学問をきわめたいと思う唯一にして最大の理由です。” (p168-169)

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121  学び上手な人

” 本当に知恵のある人は、自分の知識を披露するよりも、人に質問することを好みます。

一見くだらないように見える話も、注意深く観察して、大切なことは見逃しません。

つまり自分は才能がない、性格が悪いと落ち込むよりも、人の才能や知識を、

まるで自分の持ち物であるかのように考えた方が賢いということです。

人のやさしさとか思いやりも、口先でほめるのではなく、まるで自分のもののように愛せばいいんです。

そうすれば、あらゆる人たちの力が加わって、いまよりもっとすばらしいことができるはずなんです。” (p170)

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体の中から覚醒を感じるとき

120  二種類の生き方 の「冒険」という言葉を見つけると、つい反応したくなりますが(笑)

学問を介して得られた「知識」というのか「知恵」が、何かのキッカケに触れて、行動につながっていくことはありますね。

また、121  学び上手な人

 ” まるで自分のもののように愛せばいいんです。”

に前後する件(くだり)も、全米No.1 ジェイ・エイブラハムが唱えるジョイント・ベンチャーに繋がるマインドセットで

言い得ていると思います。

20編ちょっと余したので、続き(残り)は次回に。


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