吉田松陰に学ぶ、未来を分かつ地道な積み重ね:『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』拾い読み その七

一回、間を挟みましたが、吉田松陰語録「知  WISDOM」後編。

残っていた二一編の中からの三選は・・

122  学びの賞味期限

” すぐれた人の話や文章に触れて、自分もまねしてみようと思うことは簡単です。

しかし学んだ今すぐ、その気持ちを行動に移して、結果を出してみなければ、

その学びは二度と自分のものにはならないでしょう。” (p171)

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140  学者と武士

” わたしは学者でありたい。

わたしが理想とする「学」とは本を山ほど読んだり、自分の考えを広めたりすることではなく、

自分の生き方を追求し、世の中の役に立つものを届けることです。

わたしは武士でありたい。

わたしが理想とする「武」とは、喧嘩の腕を磨いたり、権力を手に入れたりすることではなく、

なにに対して命を注ぐかを明確にし、その迷いを断ち切ることです。” (p191)

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142  勝因はどこにあったか

” 才能、知識、人脈。それらはいくらあっても、最後の最後は役に立ちません。

地道なことを、どれだけ丁寧に積み重ねられるか。

ただそれだけが、大きなことを成し遂げられる基盤になるんです。” (p193)

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日々、地道なる積み重ね

最後の「地道なこと」は、自分に言い聞かせる意味で、それまでに取り上げていた一つを差し替えた次第。

毎日(或いは定期的に)意思を持って取り組んでいる事。

人の目に触れるもの、触れないものの双方があると思いますが

前者(人の目に触れるもの)は、例えば情報発信の頻度等で毎日続ける事の難しさが如実に分かるものと思います。

それが本人にとって好きな事、得意な事であれば、他の人にとっては大変と思える事でも、難なく取り組めていたり、

その人にとって毎日(定期的に)続けられるものに、「その人」の本質(強み)があるんだと思います。

その意味では「大きなことを成し遂げられる基盤」作りは、本質に気付く事で誰でも出来る事と言えますね。

今回で「知  WISDOM」は終了、後日「友  FELLOW」編へ移行します。

 


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